この記事を読めば、わかること
戦略的な先延ばしで、メリットが生まれる
「先延ばし」の代表といえば、「夏休みの宿題」。
宿題をやらずに遊んだ結果、夏休みの終わりに泣きながら宿題をした、という経験は皆さんにもあるでしょう。
先延ばしすれば、最後には自分が苦しんでしまう。
先延ばしにあるのは、マイナスイメージ。
ところが、先延ばしをすることで、メリットが生まれるケースがあります。
以下に先延ばしでメリットが得られる、2つのケースを紹介します。
2つともすぐに試せて、効果があるものです。
6秒の先延ばしで、人間関係がよくなる
イラッとしたら、その気持ちを6秒先延ばしにしよう
些細なことでイラッとして、つい小言を言ってしまった。
ところが後になって、
「なんであんなこと言ってしまったんだろう」
と後悔したことはありませんか?
「感情」はとても足が速く、「理性」を追い越してしまいます。
そこで、「先延ばし」の出番です。
イラッとして怒りをぶつけたくなったら、その感情を6秒先延ばしにしましょう。
怒りのピークは6秒と言われているため、
6秒後には怒りのピークは越え、理性を取り戻すことができます。
この6秒を先延ばしできるかどうかが、人生の分かれ道。
6秒先延ばしできる人は、感情的に行動しないため、
家族、友人、恋人、職場の上司・部下との人間関係はスムーズになります。
20秒の先延ばしで、悪い習慣(癖)を克服できる
やめたい習慣(癖)は、20秒分の手間を増やすとやめられる
誰にでもやめたいけれど、「つい○○○してしまう」ことはあるはず。
そこで「先延ばし」の出番です。
やめたい習慣(癖)は、その行動をするまでの手間を20秒増やしましょう。
以下に具体例を紹介します。
「スマホでゲームをする」をやめる20秒
方法:ゲームアプリを、フォルダの奥にしまい、アプリを開く手間を増やす。
結果:アプリを開くには、多くのフォルダを開ける必要があるため、アプリを開くのがめんどくさくなる。
「寝る前にスマホをみてしまう」をやめる20秒
方法:寝る時は、スマホを「玄関」で充電する。
結果:眠いのに、わざわざ玄関にスマホを取りに行くのがめんどくさくなり、スマホを見なくなる。
「とりあえずタバコを吸う」をやめる20秒
方法:タバコを家族や恋人に預け、吸いたいときはもらいにいく。
結果:わざわざタバコをもらいに行くのがめんどくさくなり、喫煙率が減る。
おわりに
大部分の先延ばしには、デメリットしかありませんが、
戦略的に「先延ばし」することで、人生の幸福度を上げることができるようになります。
いずれのケースも、6秒、20秒でできる簡単な先延ばしです。
しかし、得られる効果は絶大。
先延ばししてしまう自分に悩んでいるなら、逆に先延ばしを利用して、
人生の幸福度を上げてみませんか?
人間関係がよくなり、悪い習慣をやめた、
「余裕のある自分の姿」を思い浮かべてください。
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