みなさんは、タスク(やるべき仕事)を目の前にしたとき、
「あとでやろう」が口癖になっていませんか?
「あとでやろう」が山積みになって、結局やらないでしまった。
「あとでやる」を「すぐやる」に変えたい!!
そんな気持ちはある方は、この先を読んでください。
この記事を読めば、わかること
タスクを目の前にしたとき、
「あとで(やる)」を「すぐに(行動する)」に変える、簡単なテクニックを紹介します。
いずれも、「あとでやろう」と悩むことのない「すぐできる」簡単なテクニックです。
「なんでもすぐやる」必要はない
やるべきタスクを目の前にした時に
「あとで(やる)」
が口癖になっている、先延ばし常習犯。
私は「大のめんどくさがり」です。
そう、私も「先延ばし常習犯」です。
そんな私は「すぐに行動できる人」になりたい!!
と思っています。
先延ばしグセを克服しようと、「すぐ行動する人は~~~」的な本を読んだりしました。
本を読んで後は、
「悩むより行動だ!」
と思い、がむしゃらに頑張った経験が何度もあります。
しかし、結果は惨敗でした。
「仕事や子育てが大変」という理由で、結局先延ばしに逃げてしまい、やる事が山積みになってしまいました。
先延ばしグセを克服しようと頑張るのですが、毎回失敗に終わっていました。
そこで失敗の原因を考えているうちに、自分は大きな勘違いをしている事に気がつきました。
その勘違いとは、自分も「すぐに行動できる人」になりたいと思うあまり、
「なんでもすぐにやろうとしていた」ことです。
先延ばしを克服するために、興味をもったり、テレビで気になる話題があれば、考えずにすぐに行動しなければいけないと思い込んでいました。
タスクの優先順位も考えずに、手当たり次第行動していたのです。
「明日のプレゼンの資料作り」と「部屋の模様替え」
どちらが優先順位が高いかなんてすぐにわかることですよね。
ここで先延ばしグセを克服するための1つ目のポイントを紹介します。
先延ばしグセを克服するためにやるべき、最も重要なことは、
「なんでもすぐにやろうとしない」ことです。
私たちの日頃、多くの「やること」に囲まれて生活しています。
それらを全てこなすことは不可能です。
身の回りにあふれている「やること」に優先順位をつけて、本当にやるべきことを見極めなくてはいけません。
しかし、私たちの脳はやること(選択肢)がたくさんあると、その中から優先順位をつける(選択する)ことが苦手です。
それなのになんでもすぐにやろうとして、やることが山積みになってしまうと選択肢が増えてしまい、どれが本当に大事なことなのかわからなくなってしまいます。
その結果、やることを全てやろうとしますが、結局全部できずに先延ばししてしまうのです。
このような先延ばしの王道パターンがから抜け出すにはどうすればいいでしょうか?
答えは簡単です。
それは「やることの絶対数を減らすこと」です。
単純に「やること(選択肢)」が減ると優先順位がつけやすくなり、行動しやすくなります。
タスクは「やる」or「やらない」の2択で考えよう
タスクの先延ばしをなくすためのポイントは、
- 「やること」の絶対数を減らす → 「やらないこと」を増やす
- 「やること」に優先順位をつける
ということは前述した通りです。
そこで、「やること」の絶対数を減らす方法を考えてみましょう。
その方法とは、
タスクを「やる」or「やらない」の2択で判断するということです。
その上でどのタスクが重要なのかを考えて、取り組む優先順位をつけていくことが大切です。
ここでポイントとなるのが、
あれもこれもとやるべきタスクが多くなると、優先順位をつけることが難しくなります。
そこで「やらないこと」を増やすことで、自分のやるべき事が絞られると、タスクの優先順位がつけやすくなり、行動しやすくなります。
しかし、「やる」「やらない」の、2択で判断するのは意外と勇気のいる作業です。
先延ばしグセのある人ほど「やらない」と決められないものです。
「やらない」と決断できないので「やること」が山積みになり、先延ばししてしまうのです。
「やらない」と決断できないのは、
もし、「やらない」と決めた事で、後で大きな問題になったらどうしようと心配になるからです。
こうしてやるべきタスクを自分の手で増やしてしまい、結局先延ばしにしてしまうのです。
ここで今までの自分の経験を振り返ってみてください。
- 明日までに準備しなければいけないプレゼンの資料
- 試験勉強
- デート前の自分磨き
など、自分の中でこれは絶対にやるべき事だと判断したものは、迷わず行動しているはずです。
「やった方がいいかな?」と悩むようなタスクは先延ばしにしても、後で大きな問題にはならないはずです。
このような悩むようなタスクは「今すぐやらないこと」に分類しましょう。
ここでアメリカの調査を紹介します。
それは、心配事の80%は実際には起こらないというものです。
さらに、残りの20%のうちの80%は「あらかじめ準備しておけば解決できること」だとわかっています。
最後に、残りの4%は「実際にその時にならないと手の打ちようがない事象である」ということもわかっています。
つまり、「タスクをやらないと大きな問題が起こるかも」と心配する必要はほとんどないということです。
「やる」「やらない」で少しでも迷ったら、「やらない」と選択し、「やる」と決めたことに全力を注いだ方がいいということです。
「WHY」ではなく「HOW」で考えよう
目の前のタスクを「やる」か「やらないか」で考えていると、
「やりたくないけどやらなければいけないこと」が出てきます。
そんなとき、
と考えてばかりいると、そのタスクをやる価値を見出せません。
タスクの価値を見出せないと、なかなか行動に移すことができず、先延ばししてしまう大きな原因になります。
そんなときは、
「どうやってこのタスクを終わらせようか」
とタスクの終わらせ方を具体的に考えると、やりたくないタスクでも意欲が湧いてきます。
つまり、
「WHY(なぜ?どうして?)」ではなく「HOW(どうやって)」と考えるようにする
とやりたくないタスクも行動に移しやすくなります。
まとめ
タスクの「先延ばし常習犯」から「すぐ行動できる人」になるための方法は、
簡単なテクニックですが、効果はすぐに実感できると思います。
「めんどくさがりの私」も普段からこのテクニックを意識することで、以前よりタスクを行動に移すのがラクになりました。
テクニックは知るだけでは効果は出ません。
テクニックは実際に自分で試すことで効果が出ます。
まずは自分で試してその効果を実感してください。