「読書脳」ってどんな本?
シリーズ累計90万部のベストセラーとなった「アウトプット大全」の著者:「樺沢紫苑」先生の著書です。
「本を読むことで得られるメリット」や「読んだら忘れない読書法」が初心者でも実践できるように、わかりやすくていねいに解説されています。
この本を読み実践することで、あなたの成長スピードは加速するはずです。
この本を選んだ理由
私はどちらかというと読書が好きです。
時間と体力がなく、月に1~2冊のペースですが読書を楽しんでいます。
何気なく本棚に並んだ本を眺めていると、あることに気がつきました。

本のタイトルを見ても、何が書いてあるか思い出せない!
頑張って読んだ本なのに、内容がほとんど思い出せないのです。
つまり、本を読んだのに何も身についていなかったのです。
そんな時のことです。
「読書脳」~読んだら忘れない読書術~
スマホでこの本を見つけ、すぐに購入しました。
心に響いたところ
文化庁の「国語に関する世論調査」の結果
本の中で、文化庁の「国語に関する世論調査結果」を紹介してところがあります。
著書の中の調査結果は2018年度のものだったので、ここでは令和5年度版に更新したものを紹介します。
「あなたは1ヶ月に何冊本を読みますか?」
令和5年度「国語に関する世論調査」の結果の概要
https://www.bunka.go.jp/tokei_hakusho_shuppan/tokeichosa/kokugo_yoronchosa/pdf/94116401_01.pdf
この調査結果を見て驚きました。
日本人の62.6%が、月に1冊も本を読まないなんて。
それと同時に、こんなことも思いました。

月に5冊以上本を読んで、読書量では日本人の上位3%になってみせる!!
読書は「たくさん読む」よりも「何を読むか」のほうが、10倍重要
読書は「たくさん読む」よりも「何を読むか」のほうが、10倍重要です。
「読書脳」/樺沢紫苑/サンマーク出版
私はいつも、ぎっしり並んだ本棚をバックに専門家がコメントしている姿をみると、ステキだな思っていました。
いつか自分も読了した本で、本棚を埋め尽くしてみたい。
そんな憧れがあり、本の数を増やし並べることも読書の目的の一つになっていました。
しかしこの言葉を見た瞬間に、ハッと我に返りました。
「守破離(しゅ・は・り)読書術」

「守破離」読書術
この考え方に出逢えただけで、この本を買って良かった!!
あなたは、「守破離」の意味を知っていますか?
「守破離」は、日本での茶道、武道、芸道などにおける修行・成長段階を3つの段階を表す概念です。
- 「守」は、師匠や優れた人についてその流儀を習い、その流儀を守って励むこと(初級)
- 「破」は、師の流儀を極めた後に、他の流儀を研究すること(中級)
- 「離」は、「守」「破」を身につけた後に、独自に自分の流儀を生み出すこと(上級)
「守破離」の概念は、そのまま読書にもあてはめることができます。
この本と出会う前の私の本選びの基準は、次の2つでした。
この基準で選んだ本が自分にとって良書だったことも何度かありますが、そうではなかった場合もあります。
もちろん、選んだ本が価値のない本だったわけではありません。
自分の「本の選び方」が良くなかったのです。
私も含め、一般的に「本をたくさん読む方法」には関心が高いけれども、「本の選び方」に関心を持っている人は非常に少ないのではないでしょうか?
読書は「たくさん読む」よりも「何を読むか」の方が10倍重要です。

本は「選び方」が重要!
自分が何かを学ぶために本を選ぶ時は、「守破離」の概念を意識してください。
この2つを意識するだけで、「自分にとっての良書」と出会う確率がかなり上がります。
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