でも、いつも理由をつけてやるべきことを「先延ばし」してしまう。
先延ばしせずに「すぐに行動できるようになりたい!」
先延ばしを克服するための第一歩は、先延ばしへ導く原因を知ることです。
まずは、私たちの「すぐ行動する」にブレーキをかけている要因を見ていきましょう。
この記事を読めば、わかること
私たちの「すぐ行動する」にブレーキをかけている要因は以下の4つ。
「すぐ行動する」にブレーキをかける、4つの要因
いつも誘惑に負けてしまう
キーワード:セルフコントロール力、衝動性、飽きっぽい人
楽しそうな誘惑に負けて、今やるべきことを先延ばしにしてしまった。
誰でも一度は経験したことのある、先延ばしパターンの王道です。
誘惑に負けてしまうのは、セルフコントロール力が低いから
セルフコントロール力とは、自分の感情や行動をコントロールする力のことです。
セルフコントロール力が低い人ほど、先延ばしにする傾向が高くなります。
セルフコントロール力が低い人には、2つの特徴があります。
「衝動性」とは、考えずに思い立ったらすぐに行動すること。
「衝動を抑えることが苦手な人」は、1つのタスクを行っても、別の楽しそうなことが現れると、「すぐにやりたい」という衝動を抑えることができず、やっていたタスクを放り出してしまいます。
「飽きっぽい人」も先延ばし傾向が高くなります。
飽きっぽい人は、何をやっても集中力が長続きせず、今やるべきことも放り出し先延ばししてしまいます。
行動する前から、失敗したらどうしようと考えてしまう
キーワード:自己効力感、セルフハンディキャッピング
行動する前から、自分に自信がなく行動できないのは「自己効力感」が低いから。
自己効力感とは「自分ならできる、きっとうまくいく」と思えること。
自己効力感が低い人は、行動する前から「失敗したらどうしよう」と考え、先延ばしに逃げてしまいます。
「失敗したらどうしよう」が進化すると、「失敗したときの言い訳」のために先延ばしするようになります。
このタイプの人は失敗すると、
と失敗した言い訳を並べます。
このように失敗したときの言い訳をあらかじめ準備する心理行動を、セルフハンディキャッピングと言います。
つまり、セルフハンディキャッピングしやすい人ほど、先延ばししやすくなります。
「完璧主義」ではなく「完了主義」を目指そう!妥協も必要
キーワード:完了主義
勉強や仕事をする上で、妥協せずに100点満点を目指すことは素晴らしいことです。
しかし、はじめから完璧を目指して、目標を高く設定してしまうと、
という心理がはたらき、行動することを避けてしまいます。
行動する前に、100%完璧に準備することは限りなく不可能に近いこと。
妥協することも大切。
50点を目標にして、まずはタスクを完了することを優先しましょう。
それから少しずつ100点満点を目指す方が、体も心も負担が少なくラクなはず。
完璧主義より完了主義を目指しましょう。
やるべきことに価値を見い出せない
人はもともと、
がなければ、やる気スイッチが入りません。
つまり、目の前のやるべきタスクに価値を見いだせないと、今すぐやる必要があると判断できないのです。
そして、やるべきタスクの価値は状況によって変わります。
もっともわかりやすい例が「時間」です。
時間が迫るとタスクの価値が高くなります。
皆さんも、夏休みの最終日に慌てて宿題を終わらせた経験はありませんか?
これも時間が迫ることで「宿題の価値」が高まった典型例です。
今すぐ得られるものに価値を感じ、得られるまでの時間が長くなるほど、その価値を小さく評価する心理があります。
このよう、そのタスクの価値を見いだせるかどうかが、「いますぐやるか」それとも「あとまわしにするか」の大きな分かれ道になります。
まとめ
今すぐやるべきタスクを先延ばしにするのには原因があります。
先延ばし癖を克服には次の2ステップが必要です。
- 「今すぐやる」にブレーキをかけている4つの原因を知ること
- ブレーキを外すこと
自分の中の「すぐ行動する」にブレーキをかけているパターンをしり、そのブレーキを外していきましょう。
やるべきタスクを先延ばしせずに「今すぐ行動できる人」になれます!
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