
・時間が全然ないよ
もっと自由に使える時間があったらなぁ
みなさんは「時間不足」で悩んでいませんか?
その時間不足を解消するために 時間管理術などの本を読んだことがあるのではないでしょうか?
結果はどうでした?
もちろん本を読み、時間不足を解消できた人もいるでしょう。
本を読みいろんな方法を試したけど、時間不足を解消できなかったという人はこの記事を読んでみてください。
他人のために時間を使うと、自分の時間も有効に使える

キーワード:自己効力感
時間不足を解消するためのテクニックの1つに、「親切」があります。

他人に「親切」にすると、時間不足の感覚が減るらしいよ

自分のために使う時間がなくて悩んでいるのに、他人のために使う時間なんてないよ
と思ってしまうのが普通の感覚ではないでしょうか?
しかし心理学的には、
「他人のために時間を割いたほうが、自分の時間を有効に使える」
ことがわかっています。
この事実を確かめた研究もあります。
まず被験者を2つのグループに分けます。
- 自分がやりたいことをやる
- 他人のためになることをやる
その後、被験者の時間感覚を調べたところ、おもしろい違いが出てきました。
「他人のためになること」をしたグループでは、
と答えた人の割合が急増し、最大で2倍も時間の感覚が伸びたそうです。
さらに、その後の被験者の仕事ぶりを確かめてみると、他人に親切にした人ほど生産性もアップしていたようです。
この理由として「自己効力感」の向上が考えられます。
「自己効力感」とは簡単にいうと、
という自身のような感覚です。
「他人のためになること」をしたグループは他人から感謝されたことでモチベーションが上がり、その結果仕事にも前向きに取り組むことができたのです。
「他人を助ける(親切にする)」ことは、「誰かの役に立った」という確かな手応えを感じることができ、「自己効力感」をアップさせ、最終的には時間不足のストレスまで減らしてくれます。
その上、時間不足のプレッシャーから解放されたことで、仕事の生産性までアップさせてしまうのだから、
「親切」は最強のタイムマネジメント術
のひとつと言えるのです。
正しい親切をするための、5つのポイント

「親切」は最強のタイムマネジメントの1つというお話をしました。
皆さんは「親切」というとどのようなものを想像しますか?
「親切」といってもたくさんあります。
あまり深刻に考えずに、他人のためになるような行動であれば十分効果は得られます。
心理学の世界では、正しく親切するために5つのポイントを重視しているようです。
それでは「親切」の恩恵を受けられるための「5つのポイントを見てみましょう」
相手への「共感」を第一に考える

キーワード:共感、言葉に出す
「正しい親切」を考える上で、一番大事なのは、相手への「共感」です。
「共感」とは、相手の気持ちに寄り添うことです。
例えば
相手に親切にしようと考えると、何とか友人の悩み事やトラブルを解決してあげようと頑張りたくなりますが、そこまで頑張る必要はありません。
相手の気持ちに寄り添うだけで「親切」の効果を受けることができます。
相手に共感する時の重要なポイントは、
相手の状況に対して自分がどんな気持ちを持ったかをしっかり言葉に出すことです。
言葉に出さずに心の中で思っているだけでは「親切」の効果は得られません。
ぜひ相手に自分の気持ちを言葉にして伝えましょう。
相手のミスに寛容になる

キーワード:寛容になる
誰でも一度はミスをしてしまいます。
そんな時は、
と優しい言葉をかけてあげるのも、「正しい親切」です。
しかし、ここで相手の失敗を解決しようとしたり、「失敗から学ぶのは大事な事」などとアドバイスするのは逆効果になります。
相手のミスを解決しようとせずに、ただひたすらに寛容な言葉をかけてあげるのが、心理学的には「正しい親切」です。
他人の人生にポジティブな影響を与える

「他人の人生」というとかなりハードルが高い気がしますが、ここでいう「他人の人生」とはそこまで大げさなものではありません。
くらいの本当に小さなレベルでの親切でも十分に効果があります。
ときどきでいいので、他人の人生をちょっと豊かにする親切を心がけてみて下さい。
他人にネガティブなことはしない

「親切」というと誰かのために何かをしなければいけないと考えてしまいがちです。
しかし、「他人の害になることを避ける」ことも立派な「親切」です。
つまり、「他人の害になることをしない」ということです。
人は知らず知らずのうちに他人を傷つけてしまう生き物です。
普段から「他人の害になることを避ける」ように意識することも立派な「親切」になります。
他人を中心に考えてみる

私たちはわがままな生き物なので、つい自分中心の行動しています。
これはもともと私たち人間の基本的な性質です。
この性質を逆手にとって、「他人を中心に考えてみる」と自分の希少価値は上がり、より「親切」の効果を得ることができます。
例えば
少しだけ相手の気持ちを考えた行動をすれば、心理学的には「親切」と考えられます。
「親切」の正しい用法用量

ここまで「親切」の効果と「正しい親切の使い方」を紹介しました。

よーし、今から親切をがんばるそ!
皆さんの中には、「よーしさっそく親切にするぞ」
と意気込んでいる人もいると思います。

ちょっと待って! 「親切」するには注意することがあるんだよ
しかし、「親切」を考えた時にもう一つ注意して欲しい点があります。
薬にも正しい用法用量があり使いすぎると副反応が出るように、親切も使いすぎると、精神的に悪影響が出ることがあります。
ここで「親切」の正しい用法用量を守るためのポイントを4つ紹介します。
自分を犠牲にしてまで相手を助けない
まず第一に陥りがちなのが、親切のし過ぎです。
必要以上に自分の時間を割いてまで他人を助ける必要はありません。
親切のし過ぎは自分のストレスを高めてしまい、最終的には自分の健康まで損なってしまう可能性があります。
「親切」も「投資」と同じです。
余った資金で「投資」するように、余った時間の範囲内で「親切」するようにしましょう。
「1日1回」より「週に1日まとめて5回」
自分が子供の頃は勉強でも運動でも、
「毎日コツコツ勉強やりなさい」
と言われ日々の積み重ねを大切にしてきました。
しかし、「親切」に関しては「一日一善」を心がけコツコツやるより、週に1回だけ「親切」をまとめてこなした人の方が、最終的にストレスに強くなりやすい傾向にあるようです。
「一日一善」の精神で毎日コツコツ親切すると、個々の親切のインパクトが弱くなります。
すると「自分が他人のために役立った」という感覚が薄れてしまいます。
親切は週に1日まとめて5回やり、親切のインパクトを高めましょう。
親切は1年に100時間まで

「親切」が最強のタイムマネジメントの1つになるということがわかったところで、次のような疑問が湧くのではないでしょうか?

「親切」にどれくらい時間をかけるのがベストなの?
実際、「親切」にどれくらい時間をかけるのがベストなのでしょうか?
2000人のオーストラリア人を対象に、「1年に費やすべき「親切」の総時間」に関する研究が行われました。
その研究では、おもしろい結果が出ています。
まずは対象となる人を次の2つのグループに分けました。
- 年に「800時間」のボランティア活動をした人
- 年に「100時間」だけボランティア活動をした人
2つのグループを比較したところ、1年の親切の総時間が「100時間」の人たちの方が幸福度が高く、ストレスにも強い傾向にありました。
他の研究でも、だいたい「100時間」がベストという結果が出ています。
100時間を超えてまで「親切」にしようと頑張ってしまうと、逆に親切が毎日の負担になり、自分のメンタルに悪影響が出てしまいます。
「親切」に使う時間を「年100時間」とすると、だいたい「1週間に2時間くらい」を目安にするといいです。。
1週間に一度、親切にする日を決めて取り組んでみましょう。
自分にとって意味のある「親切」をする

ここまで「親切」の仕方や効果の話しをしました。
当然ですが、「親切」の効果が得られるのは自分が親切にして嬉しかったり、楽しかったりした時だけです。
「親切」にしようと無理やりイヤイヤながら他人のために時間を使っても、「親切」の効果は得られません。
つまり、義務的に人助けをしても「幸福度アップ」の効果はなくなり、ストレスにも強くなりません。
親切をするには、自分にとって意味があったり、自分の大切な人のために時間を使うことを心がけて下さい。
まとめ

「時間不足」の解消方法、そのひとつに「他人への親切」があったのは以外ですよね。
しかし、正しく親切することで以下のような効果が得られます。
「他人を助ける(親切にする)」ことは、「誰かの役に立った」という確かな手応えを感じることができ、「自己効力感」をアップさせ、最終的には時間不足のストレスまで減らしてくれるのです。
その上、時間不足のプレッシャーから解放されたことで、仕事の生産性までアップさせてしまうので、
「親切」は最強のタイムマネジメント術 のひとつなのです。
「親切」の正しい使い方を身につけ、時間不足を解消することで得られた自由な時間を、自分にとって本当に大事なことに投資しましょう。